松江でビジネスモデルキャンバスを学ぶ

ブログを開設して以降、全く投稿しないまま、1ヶ月以上の月日が経過しました。ブログの継続に早くも暗雲が立ち込めています。

さすがに2013年内に何か残しておこうと思い、この1ヶ月間にあった事柄からピックアップして、2013年を終えようと思います。

島根県主催スタートアップセミナー開始

ブログを開設する5日前（11月14日）に、島根県主催にて「Startup Learning series」というシリーズ物のセミナーが、松江オープンソースラボを会場に開始されました。「Startup Learning series」は起業や第2創業を考えている方、あるいは社内で新規事業を考えている方を対象に、時代の先駆者を招いての講演会を提供するものです。その講演を通じて、聴講者がスタートアップの楽しさを知り、明日からのアクションに繋げてもらうことを目的に開催されています。

11月14日（木）に開催された第一回では、数々のスタートアップ支援を経験されているLean Startup Japan LLCの和波俊久氏が講演をされました。また、12月5日（木）に開催された第二回では、クラウドソーシング業界で急成長を遂げられている株式会社クラウドワークスの代表取締役社長兼CEO 吉田浩一郎氏が講演をされました。

いずれの講演も、大変興味深く刺激的なものでしたが、内容は非公開です（Ustream配信もセミナー冒頭のみ）。御二方とも自らのご体験に基づいたリアル感のあるお話をしてくださいました。なお、クラウドワークス吉田社長のお話の一部は自ら著された書籍に書かれています。

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ビジネスモデルキャンバスを学ぶワークショップ

概要

上記のスタートアップセミナーシリーズに並行して「Startup道場」という学びの場も島根県主催にて提供開始されました。「Startup道場」は、専門家によるワークショップなどを通じて参加者が主体的に参加し、実践的なスキルを身に付けることが目的となっています。

12月8日（日）に開催された第一回は、「Startup道場其の一〜ビジネスモデルキャンバスを学ぶ〜」と題し、ビジネスモデルキャンバスを座学とワークショップを通じて学ぶ場が提供されました。ビジネスモデルキャンバスとは『ビジネスモデル・ジェネレーションビジネスモデル設計書』という書籍の中で紹介されているビジネスモデルを俯瞰的に1枚の紙に表現できるフレームワークであり、世界中で活用されているツールです。
本道場の講師は、ベンチャーキャピタリストであり、『アントレプレナーの教科書』や『スタートアップ・マニュアルベンチャー創業から大企業の新事業立ち上げまで』の訳者としても知られる堤孝志氏。
こんな貴重なセミナーが地方都市松江で無料で受講できるだなんて、とても贅沢なことだと思います。

当日の資料

何と、SlideShareに公開してくださっています！

島根県Startup道場ビジネスモデル・キャンバスを学ぶ from ttutumi

既存のビジネスにおいて新しいビジネスモデルを考えるビジネスモデルキャンバスの使い方（ビジネスモデルイノベーション）では、ホテルを題材にグループで新しいビジネスモデルを考えました。
このグループワークは実践的な内容であり、ビジネスモデルキャンバスそのものも然ることながら、新しいビジネスモデルを考える上での発想方法を学ぶことができるものでした。

感じた課題

座学の中では、いくつかのビジネスモデルを事例を挙げて説明いただきました。しかし、そこで挙がる企業名をご存知ない受講生の方が多くいらっしゃいました。例えば、QBハウス。全国チェーンで誰もが知るところでありそうなのですが、島根県にはチェーン展開されていないこともあり、ご存知ない方も結構いらっしゃいました。

これだけ情報が流通する世の中にあっては、知らないのは単に情報収集を為されていないだけの面もあろうかとは思いますが、実際に島根県内では新しいビジネスモデルにリアルに触れる機会が少ないのも事実であり、ビジネスモデルイノベーションを生むためにも多くのビジネスモデルを見たり、触れたりする学びの場の必要性を感じました。

「Startup Learning series」および「Startup道場」については、私が主宰するコミュニティ「Agile Shimane」も開催に協力しています。今後どこかでビジネスモデルをCase Study的に学ぶ場を設けたいと思っています。