Agile Japan 2014 島根サテライトに参加しました

完全休止状態に陥っていたブログを目覚めさせ、6月27日に開催された「Agile Japan 2014 島根サテライト」について触れておこうと思います。

Agile Japan 2014 島根サテライト」は、東京で開催された「Agile Japan 2014」の同時多発的イベントのひとつであり、島根県松江市の松江オープンソースラボで開催されました。「Agile Japan 2014」はアジャイルソフトウェア開発に関する日本最大級のイベントです。それと時を同じくして、全国各地でもサテライト開催として、アジャイルに関心のある人々が集い、午前は本会場のストリーミング配信を、午後は各サテライト会場のオリジナルコンテンツを享受するといったイベントが開催されました(一部会場では日程を変えて開催)。

「Agile Japan」は2009年から開催され、今年で6年目。一方、サテライト開催は2011年から始まり、島根県ではこの2011年から4年連続でサテライトが開催されてきました。

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島根サテライトのオリジナルコンテンツ

島根サテライトの午後のオリジナルコンテンツは、基調講演とワークショップとライトニングトークの3構成で開催されました。この午後の部には「サムライ・リターンズ」という副題が付いていました。これは、2011年から2012年にかけて同じく松江オープンソースラボで開催されていた「アジャイルサムライ読書会 島根道場」での組織を超えた想いのぶつけあいや参加者の熱い情熱を、再び取り戻そうというコンセプトによるものです。

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1.基調講演「Agileな世界で生きる」元恒冴基 氏(株式会社ソニックガーデン)

島根県出身の元恒さんによる凱旋講演。元恒さんは、当時「アジャイルサムライ読書会 島根道場」の最多出席者。あれから2年の間に、元恒さんは活躍の場を東京に移され、多くのことを体験を通じて学ばれ、濃い時間を過ごされていると感じました。講演スライドをslideshareにアップされています。

2.ワークショップ「”Agileな活動が生み出す価値”を共有するワークショップ」宇畑洋介 氏(アジャイルサムライ読書会島根道場主)

2年前の熱い時間を思い出させる、楽しいワークショップでした。当時読書会に参加されていなかった方も、組織を超えて議論を交わし合う濃密な時間を楽しんでいらしたように思います。現在は京都府在住にも関わらず駆け付けてくれた道場主に感謝です。

3.ライトニングトーク

私も「Agile Shimaneのご紹介」と題して発表させていただきました。お時間を戴き、ありがとうございました。スライドは諸事情により公開しません。

開催の裏側

今回の「Agile Japan 2014 島根サテライト」は、私自身初めて一参加者として参加させてもらいました。

これまでの島根サテライトの開催を振り返ると、最初の2011年は島根県の主催で行われました。私は発表者として、またパネルディスカッションのパネリストとして出席しました。

2012年からは、私が代表発起人として2011年10月に設立した民間コミュニティ「Agile Shimane」の主催として、民間主導で開催するようになりました。つまり、私は参加者というより、主催者として島根サテライトに関わってきました。2012年、2013年と島根サテライトを主催するにあたっては、島根県内の企業がアジャイルに変化を受容しながらビジネスをドライブしていくためのヒントになるようなイベントにしようと考えました。そのため、アジャイルソフトウェア開発に関心のあるソフトウェアエンジニアだけでなく、多くの県内のビジネスパーソンに参加していただけるような内容にしようと企画しました。
2012年は、官公需依存から脱却し、新しいビジネスモデルを築かれた島根電工株式会社の陶山会長に基調講演をしていただきました。
また、2013年は、社長自らが自社のソフトウェア開発にアジャイルソフトウェア開発を志向されたり、小さな試行を繰り返しながら新しい事業展開に臨まれたりと、積極的に変化を受け容れていらっしゃる足立石灰工業株式会社の静社長と、ディズニーランドで得た経験をもとに現在の企業経営において顧客価値を常に追求していらっしゃる株式会社いずも屋の吉岡社長の御二方に基調講演をしていただきました。

このように、2012年と2013年はソフトウェア開発の文脈に偏らない、むしろ多くのビジネスパーソンにとって有益と感じていただけるイベント設計をしました。基調講演の後に行われるワークショップも、ワークショップというと敷居を高く感じてしまわれる方がいるのではないかと考え、「体験型講座」と名付けるなどの工夫(?)もしました。

この2年間は、Agile Shimaneという民間コミュニティの主導ではあるものの、島根県と松江市との共催で開催しました。島根県と松江市からは講師謝金や会場費についてのご支援をいただきました。

翻って2014年は、ソフトウェア開発者にターゲットを絞りました。また、自治体からの支援も断ち、完全に民間のみでの主催としました。この意図としては、このサテライト開催という活動を持続可能なものにするために、高い意欲を持って平日にセミナー参加していただける方々にターゲットを絞り、等身大の規模で開催しようと考えたからです。
そして、そういった私の考えをコミュニティに携わる皆様がご理解くださり、某社労士が中心となって企画・運営をしてくださいました。私は今年は一参加者として参加させていただき、楽しい時間を過ごすことができました。コミュニティ冥利に尽きます。ありがとうございました。

また、来年も島根サテライトは開催したいと思っていますし、来年は私も企画・運営にもっと携わりたいと思っています。

関連記事

関係者の書かれたブログはこちら。

Agile Japan 2014 島根サテライトを開催しました(Agile Shimane)
Agile Japan 2014 島根サテライトに参加しました(島根県松江市の社会保険労務士 Takashi Uchibe のWeb Office)
Agile Japan 2014 島根サテライトで基調講演をしてきました(俺のタコメータは常にレッドゾーンを指してる)

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