第73期将棋名人戦七番勝負第3局が、5月7日-8日に島根県松江市の松江歴史館で開催されています。羽生善治名人に行方尚史八段が挑戦。お互い1勝1敗で迎えた注目の第3局です。
その初日の様子が朝日新聞デジタルに詳しく報じられています。
ここで注目したいのが、記事内でも絶賛されているおやつ等で登場してきた松江の名産。初日に出てきた松江の名産を整理してみたいと思います。
Photo by: Anna Panáková
登場した松江の名産
コーヒー(の器)
まず対極が始まると両者にコーヒーが出されたようです。コーヒーはどこで焙煎されたものかは分かりませんが、器は「袖師焼(そでしやき)」。明治10年に開窯した松江市袖師町にある窯の器です。島根県立美術館の程近くにあります。
![]() |
|
昼食
昼食はやはり出雲そば。
松江市塩見縄手にある八雲庵の「四色割子そば」だったようです。店舗は対局会場の松江歴史館の近くにあり、武家屋敷跡を改装した趣きのある建屋から綺麗な日本庭園を眺めながら食事ができます。俳優の長谷川博己さんの親戚の店としても知られています(?)。
豪勢なおやつ
15時に出されたおやつ。大変豪勢だったようです。
二人とも「生和菓子」を召し上がったようですが、その和菓子は厚生労働大臣表彰「現代の名工」である伊丹二夫氏が作られたものだったそうです。伊丹氏は老舗和菓子屋「彩雲堂」で和菓子づくりをされていた方で、現在は松江歴史館内にある「喫茶きはる」でその和菓子づくりの実演を見ることができます。
行方八段は和菓子の他にフルーツ盛り合わせも召し上がったそうで、この盛り合わせには松江市東出雲町特産の高級「干し柿」も含まれていたそうです。
また、抹茶の茶碗には松江市西川津町にある「楽山焼」の茶碗が使われたようです。
![]() |
|
さらに、和菓子の皿には松江市の伝統工芸「八雲塗」が使われていたそうです。
![]() |
|
2日目にはどのような松江名産が出てくるのかとても楽しみです。