島根県出身の五輪メダリスト【2018/02/01訂正】

リオデジャネイロオリンピックのテニス男子シングルスにおいて、錦織圭選手が銅メダルを獲得しました。五輪テニス競技での日本勢のメダル獲得は96年ぶりとのことです。おめでとうございます!!
ところで、錦織圭選手は島根県松江市出身ですが、彼より前に島根県出身の五輪メダリストは何人いたのでしょうか。

Photo by: Philip Pryke

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個人種目でのメダリスト

nikkansports.comの『立ち上がれ!0メダル県、出生地別メダル獲得数公開』という記事の中で、五輪の都道府県別個人種目メダル数が示されており、島根県は6個(2人)とされています。しかし、私の調べた限りですと、7個(2人)が正しいように思われます。

竹本正男(体操選手)

  • 1952 ヘルシンキ五輪 体操個人跳馬 銀
  • 1956 メルボルン五輪 体操個人つり輪 銅
  • 1956 メルボルン五輪 体操個人平行棒 銅
  • 1956 メルボルン五輪 体操個人鉄棒 銅
  • 1960 ローマ五輪 体操個人鉄棒 銀

竹本正男(Wikipedia)は、島根県浜田市出身で「体操の神様」とも呼ばれた選手。個人種目において銀メダル2つ、銅メダル3つを獲得しています。後述しますが、ローマ五輪では団体総合で金メダルも獲得しています。

上迫忠夫(体操選手)

  • 1952 ヘルシンキ五輪 体操個人徒手 銀
  • 1952 ヘルシンキ五輪 体操個人跳馬 銅

上迫忠夫(Wikipedia)も、竹本正男と同じ島根県浜田市出身。ヘルシンキ五輪では、徒手競技で銀メダルを獲得した他、跳馬競技で3位となり、2位の竹本正男とともに表彰台に上がっています。ちなみに、徒手(としゅ)は現在の”ゆか”競技です。

団体種目でのメダリスト

団体種目でもメダリストとなった島根県出身者がいます。

竹本正男(体操選手)

  • 1956 メルボルン五輪 体操団体総合 銀
  • 1960 ローマ五輪 体操団体総合 金

“体操の神様”は、団体総合で金メダルと銀メダルを獲得しています。島根県出身で金メダルを獲得した唯一の選手です(2016年8月16日現在)。

福井誠(競泳選手)

  • 1960 ローマ五輪 競泳男子800m自由形リレー 銀
  • 1964 東京五輪 競泳男子800m自由形リレー 銅

福井誠(Wikipedia)も島根県浜田市出身。競泳競技で2大会連続でメダルを獲得しています。東京五輪では、日本選手団の旗手を務めています。

岡部幸明(競泳選手)

  • 1964 東京五輪 競泳男子800m自由形リレー 銅

岡部幸明(Wikipedia)は島根県大田市(旧邇摩郡温泉津町)出身。アンカーを務めた東京五輪競泳男子800m自由形リレーにおいて第一泳者であった福井誠とともに銅メダルを獲得しています。

【参考】和田毅(野球選手)

  • 2004 アテネ五輪 男子野球 銅

和田毅(Wikipedia)は、福岡ソフトバンクホークスで活躍する現役野球選手。島根県出雲市出身として知られていますが、上述した『立ち上がれ!0メダル県、出生地別メダル獲得数公開』の出生地という定義に照らし合わせると、山形県か愛知県が出生地となるようなので参考記録としておきます。

リオ五輪でさらなるメダル獲得を!

錦織圭選手の銅メダルは、個人種目においては1960年のローマ五輪以来の島根県出身者のメダル獲得となりました。個人種目では3人目、団体種目も合わせると5人目(参考除く)となりました。

リオデジャネイロ五輪には島根県出身者として、錦織圭選手、錦織えみ選手(女子ホッケー)と渡利璃穏選手(レスリング 女子フリースタイル75kg級)の3名が出場しています。錦織えみ選手が出場した女子ホッケーは予選リーグで敗退してしまいましたが、五輪後半に行われるレスリング競技に出場する渡利璃穏選手には表彰台が期待されます。

今大会でさらなる島根県出身者のメダル獲得が実現することを願って、渡利選手を応援しましょう。

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